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無事出産 [分娩入院]

なにせ入院してから3時間しか寝てないわけで、陣痛の合間に寝てしまう。寝ては痛くて起きていきみ逃し、の繰り返し。疲れる。体力持つかな。昼寝しなかったことを本気で本気で後悔した。昼ご飯を持ってきてくれたけど、見るのも嫌なくらい。旦那に食べてもらう。

時計を見ては、時間が経ってないことにがっかりする。早く子宮口が開いてきてほしい。途中何度か助産婦さんが見てくれるけど、本当にゆっくりしか開いてこない。10cmになったら手助けできるけど、それまでは力抜いてね、進んできてるからね、上手にできてるよと励まされる。助産婦さんの基本は「褒めて伸ばす」らしい。

午後くらいからは座って耐えるのが疲れてきたので横になって、ボールは旦那に押し込んでもらった。エアコンの調節とかうるさい注文にも耐えてくれて健気だ。内診の度に外に出されるのもちょっと可哀相な気がした。うちは仕事柄もあって抵抗ないけど、いやがる奥さんが多いだろうからシステムとしては間違ってないんだろうな。

9cmになったのが4時くらい。あと少しね、と言われてから、3回休み無く陣痛が来て、もうだめだ~と思ってナースコール。まだ9.5cmだけど、陣痛が来たときにいきんでみて、全開になるか見ることに。やったーいきみ逃ししなくていいー、とは思ったけど、まだ出産の実感は無し。いきんでみると皮膚的には痛かったけど、いきみ逃しが失敗した痛さよりずっと楽。助産婦さんの判断でいけそうってことになって、分娩の準備が始まる。足は汚れないようにカバーをかけた。点滴はやっと短く入った。私の血管は曲がっているから刺しすぎると痛いらしい。ここらでちょうどシフトの切り替えなのか、別の助産婦さん2人が登場。

痛くて一日トイレに行けなかったので導尿する。膀胱が張ってると子供が出づらいそうだ。陣痛は間隔が3分に戻ってしまった。最初のいきみの最中に呼吸の仕方と力の入れ方を指示される。そんなに言われたって急には無理だよ~。最初のうちはうまく息をためておけなくて、いきんでいる間に児心音が聞こえなくなってヒヤリ。酸素マスクをつけてみる。何回かすると自然に体が力の入れ処を把握したようだった。3段階あって、意識して力を入れた後に、お腹の中に力が入って、次に下に向けて本当に押し出す力になる。疲れるけど面白い。出てくる実感が少しでもあるし、旦那も笑顔になったので辛くなくなった。あとで来た加藤先生も、陣痛の合間にはまだ早いってかんじで見てたけど、いきんでみたら大丈夫ってことだった。間隔は3分のままだけど、体力も筋力もない私にはちょうど良い。いきんだあとは膝が笑う。

しばらくして「次で産んでもらいましょ」と聞こえて、麻酔をかけたり用意が始まって、いきんでみたらピキッて感じがした。ビチビチしててなんか怖かったけど見てみたら、おおー産まれてるー。やっと終わったと思った。お腹にのせてもらうと生温かかった。可愛いとか、この子を産んだって感覚は薄くて、ただ巧いことできてるなあと感心した。

産まれたのが18時17分。いきみはじめてからはあっという間だったけど、実際はずいぶんかかっていた。


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